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よくあるご質問  ー歯石取りについてー

歯石取り

歯石を全部取るのに何回もかかるのはなぜ?

歯ぐきの上に少しだけ付いているだけの歯石なら、一度で全部の歯の歯石を取ることも可能です。 しかし、すでに何らかの歯周病の症状が出ているような方の場合、歯周ポケットが深くなり、目では直接見ることの出来ない、歯周ポケットの奥の奥の方に硬くなってこびりついている歯石であることが大半です。

この奥の方に付いている歯石をとることを「ルートプレーニング」といいます。これは指先の感覚を頼りに手探りで、しかもなるべく痛みが出ないように優しく、そっと確実に取るためにはかなりの時間がかかります。

全部の歯が中程度の歯周病にかかると、その歯周ポケットの総面積はその人の手のひらと同じであると言われています。 その歯周ポケットの中を、1mmほどの刃先で掃除するわけですから、とても1回では出来ないことはお分かり頂けると思います。


歯石を取る前に検査が必要?

歯石は歯周病を引き起こす原因となるため、歯医者さんでは歯周病治療の一環として歯石除去(スケーリング)を行います。その場合は保険内で治療が受けられます。

ただ、同時に歯周病の検査と虫歯の検査も行わなければいけません。レントゲン撮影や歯肉の検査です。これは、患者様の口腔内がどのような状況なのかを把握し、必要な治療を決める為の大切な検査です。

そして、歯石を取った後は、治療して効果が現れたかどうか診断をするために改めて歯肉の検査を行ないます。保険で歯石を取る場合は上記の様な流れで行なうことがルールでもあります。

保険内の歯石除去は段階的に行なわれていくのですが、平均的な治療回数をもし出すならば約4回が基準とされています。ただし、患者様の症状や状態によって治療回数は変わってきますのであくまでも参考程度に覚えておいて下さい。


歯石を取った後、しみるのなぜ?

歯肉が下がると歯の根は露出し、その部分は神経に近くなるためしみやすくなります。歯石の多い人はすでに歯周病がすすんでおり、歯肉が下がりやすい状態にあります。またはすでに歯肉が下がっていて本来見えないはずの根がすでに露出してしていることもあります。

歯石を取った後の、知覚過敏は対症療法をいている間に徐々に治まってきます。それはしみやすい状態が続くと、歯は神経を守ろうとして神経を囲むように二次象牙質という新しい歯質を刺激の加わるところに作るからです。二次象牙質がだんだん厚くなってくると刺激が神経に伝わりにくくなりしみにくくなってきます。


まとめ

歯についた汚れを放置すると歯垢が唾液や血液と結合して石灰化し、歯石として歯にこびりついてしまいます。歯垢の段階であれば歯ブラシで落とすことはできますが、歯石になってしまうと歯磨きで落とすことは困難です。歯石を放置すると歯周病やむし歯の原因にもなりますので、定期的な歯石取りやクリーニングが必要です。緻密な技術がいる歯石除去は歯科衛生士のいる歯科医院で行なうことがおすすめです。

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