なぜ歯茎は腫れるのか?原因と対処法 | 再発させないための予防法

歯茎が腫れてしまうとき、さまざまな原因が考えられます。痛みの有無に関係なく、なかには病気の症状という場合もあり、軽く考えてはいけません。

その原因と対処法、また再発させないためにはどうしたらよいのかなど、まとめて解説します。腫れが引かないようであれば、お早めの受診がおすすめです。

歯茎が腫れてしまう原因

ではまず、歯茎が腫れた際に考えられる原因として、考えられるものをいくつか紹介していきます。

ストレスや疲労

睡眠不足やストレス、疲労などで体の抵抗力が落ちると、歯茎が腫れることがあります。風邪を引いたときに腫れる場合も同様です。またアルコール摂取も抵抗力が下がるので原因になることがあります。

歯肉炎・歯周病などの病気

歯石が溜まったことでの歯肉炎、歯肉炎が悪化したことによる歯周病、虫歯が原因で腫れるケースは多いです。そのほか、以下の病気も歯が腫れる症状があります。

歯根囊胞

歯の根元に膿が溜まる病気です。虫歯が深い場所に達しているときや、深い場所を治療したことが原因で起こる場合があります。

顎骨骨髄炎

骨の中にある骨髄に細菌が入り、炎症が起きる病気です。虫歯や歯周病が悪化したり、顎の骨を骨折して細菌感染したり、といった原因が考えられます。顎の痛みを伴うのが特徴です。

歯肉ガン

口内の衛生状態が悪い、また喫煙やアルコールなどが原因といわれる、口腔ガンの一種です。

親知らず

親知らずが斜めになっているなど生え方に問題があると、その部分がブラッシングしにくく、歯垢も溜まりやすいため、細菌が繁殖して歯茎を腫れさせる原因になります。

詰めもの・かぶせものが合わない

詰めものやかぶせもの周辺の歯茎が慢性的に腫れているようなら、これらが合っていない可能性があります。そのままにしているとこの部分で菌が繁殖し続け、歯周病を進行させてしまいます。

歯根が割れている

歯の根っこが割れ、そこに細菌が繁殖することで歯茎が腫れている場合をいいます。痛みがかならずあるわけではなく、また割れた歯の周囲で腫れるのが特徴です。

薬の副作用

高血圧の薬や免疫抑制剤、てんかんの薬などを服用している場合、副作用で腫れる場合もあります。薬が原因のため、歯みがきなどしても腫れは治まりません。

痛くて我慢できない!歯茎が腫れたときの対処法

歯茎が腫れて痛みがあるとき、どのように対処すればよいかをご紹介します。ただ、原因によっては解消されない場合もあるので、あくまで応急処置としておこなってください。

安静に過ごす

ストレスや疲労が原因と思われるなら、安静に過ごすことが重要です。さらに痛いからと食事を控えず、栄養価の高いドリンクタイプのゼリーや栄養ドリンクを摂取して、体力回復に努めましょう。

痛み止めを飲む

すぐ歯医者にかかれない状況で、痛みがひどくて食事が摂れないようであれば、ロキソニンなどの痛み止めを飲むのもよいでしょう。

歯みがきやうがい薬で殺菌

細菌が原因であれば、殺菌成分入りの歯みがき粉やうがい薬(イソジンなど)で口内を殺菌すると、腫れが治まる場合があります。歯ブラシはやわらかめ、痛みがひどいならうがいだけにするとよいです。

再発防止!歯茎を腫れさせないための予防法

そもそも歯茎が腫れないようにするにはどのようなことを注意すればよいか、再発防止のための予防法をご紹介します。

ブラッシングを見直す

前述のように、歯垢が溜まるなどが歯茎を腫れさせる原因になります。そこで、歯の隙間を念入りに磨くようにするとか、デンタルフロスや糸ようじ、電動歯ブラシを使ってみるのもおすすめです。

しっかり休息する

疲れたり抵抗力が弱まったりすると歯茎が腫れる方は、できるだけ睡眠不足にならないよう注意して、過度のアルコール摂取などを控えるようにするとよいでしょう。

適切な歯みがき粉を使う

歯茎にトラブルが生じやすいなら、歯茎の炎症を抑える殺菌効果のある歯みがき粉、虫歯になりやすいならフッ素配合のものなど、自分に合った予防歯みがき粉を使うようにしてみてください。

鼻呼吸をする

口呼吸をすると、口内が乾燥して細菌が増殖しやすいです。長年のクセや鼻炎が原因で口呼吸してしまう方もいらっしゃるでしょうが、できるだけ鼻で呼吸するよう注意してみてください。

まとめ

このように歯が腫れてしまう原因には、多くのことが考えられます。歯茎の痛みは波がある場合があるので、一時的なものだと放っておくことなく、しっかり診察を受けることが重要です。

また、歯茎が腫れてしまった原因が分かったら、同じことがないようにこれまでのブラッシングや生活習慣などを見直し、再発しないように心がけてみてください。