親知らず抜歯後の食事はいつから?おすすめの食べ物と注意点

親知らずの抜歯は麻酔しておこなわれるなど手術と同様、非常にデリケートな状態になります。そのため、食事のタイミングや食べるものにも注意が必要です。

抜歯後いつ食事してよいのか、なにを食べるとよいのかなどをご紹介します。術後の経過を良好にするため、参考にしてみてください。

親知らず抜歯後の食事はいつから?

ではまず、抜歯してどのくらいの時間が経ったら食事をしても問題ないのか、そのタイミングについて解説します。

麻酔が切れてから

麻酔が効いた状態で食事をすると、感覚がないため知らずに口の中を噛んでしまったり、火傷してしまったり、口内を傷める可能性があります。

抜歯の麻酔はたいてい1~3時間程度で切れるので、それから食事するのがおすすめです。頬や唇などを触って、感覚があるかで麻酔が切れたかどうか確認してみてください。

おすすめの食べ物

つづいて、抜歯当日と1週間後はそれぞれどのような食べものを食べるとよいのか、また傷の治りが早まる食べものをそれぞれ紹介します。

抜歯後に適した食べもの

抜歯して3~5日間は流動食などやわらかく消化のよいものを食べるとよいでしょう。たとえば以下のようなものです。

  • おかゆ
  • お茶づけ
  • とうふ
  • 茶碗蒸し
  • ゼリー、プリン、杏仁豆腐
  • スムージー

傷の治りを早める食べもの

傷を早く治すのに効果的な栄養素と、それを多く含む食品についてご紹介します。

亜鉛

亜鉛は免疫力を高め、新陳代謝をアップさせます。多く含むのは玄米、卵、大豆、ごまなどです。玄米と卵のおかゆ、ごま豆腐であれば抜歯した日にも食べられます。

ビタミンA

ビタミンAは皮膚や粘膜を保護してくれる栄養素です。緑黄色野菜やチーズ・バター・マーガリンなどの乳製品、卵に含まれます。おかゆにやわらかく調理した野菜や卵をプラスするとよいでしょう。

ビタミンB群

ビタミンB群(B2/B6/B12/ナイアシン)は皮膚や粘膜の代謝を促進し、健康に保ちます。ごまやのり、卵やバナナなどに含まれます。のりの佃煮でおかゆで食べるのもいいですね。

ビタミンC、クエン酸

ビタミンCは体の調子を整え、クエン酸は亜鉛の吸収を高めてくれます。亜鉛とともに果肉の入ったみかんゼリーやいちごジャムをかけたヨーグルトなどを食べるとよいでしょう。

ビタミンE

ビタミンEは細胞の再生を促進し、傷の治療に効果があります。ほうれん草やモロヘイヤ、バジルなどの葉物やかぼちゃ、アボカドなどに含まれます。これらの冷製スープを飲むとよいでしょう。

避けたほうがよい食べ物

摂取すると傷の治りを遅らせてしまったり、悪化させたりする可能性がある食べものもあります。つぎのようなものは抜歯直後に避けるようにしましょう。

アルコール類

アルコールは血行を促進してしまうので、傷口からの出血を増やしてしまいます。血が止まらないと傷が塞がらず治りが遅くなってしまうので、避けるべきです。

香辛料

カレーやキムチなど香辛料や唐辛子を使った食べものは、刺激によって傷の痛みや腫れを引き起こす可能性があります。また、血行も促進するのでよくありません。

かたい食べもの

ポテトチップスなどのスナック菓子やおせんべい、フランスパンなどは抜歯した部分を傷つける可能性があります。少なくとも抜歯して1週間程度は控えるべきです。

吸って食べるもの

吸ってものを食べると、抜歯後にできたかさぶたが剥がれてしまうおそれがあります。吸って食べるゼリーやドリンク、すすって食べるうどんなどの麺類は、一度お皿に移して吸うのは控えましょう。

抜歯後の食事で注意すべきこと

食事の内容はもちろんですが、状態を悪くしないためには食べ方・飲み方にも注意が必要です。

しっかり食べる

抜歯した部分を傷めてしまうのでは、と食事を控えてしまうと栄養不足で治りを遅くしてしまいます。食べられそうなものをしっかり摂りましょう。

やけどに注意する

麻酔が効いた状態だと熱いなどの感覚もマヒしているので、知らないうちに火傷してしまう可能性があります。麻酔が切れる前に熱いものを飲むのであれば、よく冷ましましょう。

傷の近くで噛まない

食べものが触れて傷が開いたり、縫合した部分の糸が食べものに引っかかって、糸が取れたりする可能性もあります。傷付近では噛まないようにしましょう。

舌でいじらない

食べものがひっかかるなどしても、傷の部分は舌でいじらないようにしましょう。傷口が開いたり、細菌感染したりする危険もあります。食べかすが引っかかっても、無理に取るのはNGです。

ストローを使わない

前述のように、吸う・すするなどはかさぶたも一緒に吸ってしまい、抜歯した傷が塞がらなくなる「ドライソケット」の原因になります。抜歯後1週間くらいはストローを控えましょう。

普通の食事に戻すタイミング

抜歯してどのくらいしたら、元の食事に戻してよいのかを解説します。

痛み・傷の状態を見る

痛みや出血がないかなど状態を確認し、経過に問題がなければ1週間経過あたりから、やわらかめの一般食で問題ありません。たとえばポテトサラダやオムレツ、とうふハンバーグなどが挙げられます。

歯科医院では抜歯後、術後の過ごし方について説明があるはずです。その指示にきちんと従うことで、早く回復し、元の食事ができるようになることでしょう。

まとめ

抜歯後の食事の基本としては、つぎのとおりです。

  • 食事は麻酔が切れてから
  • 抜歯直後は流動食
  • 刺激物は避ける
  • 栄養をしっかり摂る

傷を早く治すためにはこれらを守り、なにか心配などあれば歯科医に相談しましょう。